小島大虎 ロードアート ギャラリー

旅行風景画のインターネット・ミュージアム

2012-01-01から1年間の記事一覧

夕暮れ近く / Before Sunset

ここは秋田か山形の日本海海岸で、波打ち際を背にしている。 高さが一メートルくらいの草が広く生い茂っていて、向こう側は林。 すごーく広い場所。 日本海側と太平洋側とは何かが違う。 まもなく夕暮れで、実際こんなふうに人が見当たらなかった。 遅い午後…

砂垣 / Sandy Mount

いわゆるアウトドア・レジャーなどとしゃれ込むのはくだらないと思っている。 平凡ではつまらない、と口に出して言うことさえ馬鹿らしい。 砂浜に、風や波でいつのまにか複雑な形の砂の山や、あるいはくぼみが形づくられているのは自然なことなのだろう。 こ…

薄曇りの砂浜 / Slightly Cloudy

静岡県の御前崎から、愛知県の伊良湖岬への海岸が好きでよく通った。 夏だけじゃなく、冬でも春にも秋にも、海に通って絵を描いた。 そのうちの印象的な一枚。 浜松市街地から近い中田島砂丘は、日本三大砂丘の一つだ。 あとは鳥取砂丘と鹿児島の吹上浜。 そ…

走り抜ける道 / Runway

まっすぐに伸びた道をクルマで走り抜ける。 映画では鉄道が突っ走っていたり、あるいは人が全力疾走している様子になぜかワクワクする。 広大な大地を、夜中にクルマが ヘッドライトを灯してスーッと走っていくようなワンシーンを見るのが何とも言えず好きだ…

天井雲 / Cloud Ceiling

空が開かれているところへやって来た。 空全体に雲が広がっている。 幼い時には雲が水だなんて信じられなかった。 いや、本当は今も信じられない。 知識として知っているだけで。 頭の上のこれらが水で出来ているなんて。 飛行機が飛ぶのも 何度説明されても…

町はずれ / Outside Of Town

田んぼの脇道。 冬のくもり空。 五十代で大病した人が話しているのを横で聞いていたことがある。 自分がもうすぐ死ぬんじゃないかと思った時に頭に浮かんだのは、仕事でクルマに荷物をのせて、納品先 までいつもの道を、家族のことを想いながら運転していた…

霧の中の日光 / Foggy Nikko

栃木県の山道をドライブ。 しかしかなりの濃霧にさしかかってしまった。 しかし「日光」とはよく言ったもので、一体どういうわけで、誰がこんなありがたい地名を名付けた のか。 徳川家康か? 濃霧のドライブ続行は危険でもあるし疲れるので、霧が晴れるのを…